第1章

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ピピピピピッ…… 頭の向こうの方で音が鳴ってる。 それがケータイのアラームの音だということはちゃんと分かっているのだが体を起こすのが辛い。 そのアラームを止めようと布団から手を伸ばすと腕を刺すような寒さ。 あぁ……暖房のタイマーをセットしてから寝るんだった。 1月中旬の朝。 布団から出るのが憂鬱だがそうも言っていられないので渋々起き上がる。
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