第2章

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「昨日は美奈江が店で寝ちゃってさ。もう1軒別の店に行こうってなったんだけど動きそうになかったから俺が爽香さんに住所聞いて送った。」 あ、私がやっぱ途中で酔いつぶれちゃったんだ。 爽香から何か来てないかとケータイを開くと案の定LINEが来ている。 『美奈江のお気に入りそうだった哉太くんに送ってもらったよん。私は悠太くん狙いだったから次の店に行ったけど無事帰れたかな???そのままホテルへとか…ないよね(笑)』 …マジか。 (笑)じゃないよ、それに近い状況になっちゃってんじゃんか。 「帰ってきたのは12時前くらいだったかな。みんな朝まで飲むテンションで俺は嫌だったから爽香さんに頼まれてちょうど良かった。」 「そ、そうなんだ…。」 やっと状況が理解できた気がする。
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