第2章

8/47
前へ
/81ページ
次へ
「まさか昨日の事なかったことにしようとか言わないよね?」 哉太くんが距離を詰めてきて私に言う。 急に近くなった顔に目線をそらす。 「か、哉太くんも昨日は酔った勢いだったんでしょ?」 そう言うと哉太くんは呆れたような顔で私を見た。 「あのさ、俺まだ19なんだけど。昨日もずっとウーロン茶飲んでたの見てなかったわけ?」 あ、そうだった。 4つ下なのは分かってるつもりだったけどお酒飲めない年なんだよね。 意外と真面目じゃん。
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加