あとがき

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最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。 ダラダラと不定期更新で続けてきた作品だったので、ここまでお付き合いくださった読者の方々には誠に感謝しております。 実を言うと私、高校時代に美術部で油絵を描いていました。 美術室は、独特の匂いと石膏像とキャンバスに囲まれた、学校の中でも異空間だったことを覚えています。 でも、語彙や表現がついていかず、なかなか再現するのは難しかったです。力及ばず申し訳ない。 作品を通して、ずっとくすぶってきた沙希の成長、感じていただけていたら嬉しいです。 桐谷に振り回され過ぎて、ちょっと不憫でしたが。 桐谷に関しては、今までの作品の中で一番つかみどころのない男にしたつもりでしたが、さほど不評じゃなくて驚きでした(笑) 最後の番外編、少し暗くなってしまいましたが、ずっと私の中にあった桐谷少年の設定や脳内を書き出すことができて、自己満足ながらも楽しかったです。 ※ちなみに、書籍化されたものとは内容に違いがあります。 人物を掘り下げたり、読みやすくするために展開を変更したり、また、ふたりのエピソードを加筆したりと、多々修正しております。興味のある方は手に取っていただけると嬉しいです。 あとは……諏訪君。ドンマイ、ということで。 ではでは、ありがとうございました。 今後も精進いたします。
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