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ジョン太郎(そういえばこの人ダレですか?足組んで……スカート短いし、胸元開きすぎデス)
とても面接や介護士には見えない格好の女性が言いました。
優子「はっ、真面目なヤツだけどまるでダメだな。増田施設長は昔、プロレスラーだったんだ。調べが足りねぇ。そうでなくてもこんだけ筋肉隆々なおっさんがプロレスの話振ったら否定はねーだろ?」
ジョン太郎「ぐ……それは、本心で無い接待の考えではありませんか?」
苦しいと、自分でも思いながらもそう言ったのは態度も悪く、このハレンチな服の女性にされた指摘が悔しかったからデス。
優子「ウチは介護だ。利用してる高齢者に接待するのも仕事だ。そうでなくても今の高齢者は戦時中ブイブイ言わせてた連中だぜ?黒い肌はそれだけでマイナスなんだ……それを補えるくらいの感情の機微なり話術くれー身につけて出直しな」
ジョン太郎(これが日本の心デスかー!?)
衝撃的でした。が、それでは僕に日の元の介護士は出来ない事になる。それでは大学を卒業した意味が無い。家族に申し訳が立たない。そう思ったら、ボクの口は勝手に動いていました。
ジョン太郎「デハ、それなら、貴方がボクに"カイゴ"を教えてください!!」
引き下がれない。
優子「いいのか?俺は厳しいぜ?」
ジョン太郎「頼んだのはボクデス」
ニィッと女性が笑った時、ボクは我に帰りました。
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