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マッスル増田「ははは!今日もみんな元気だな。いいぞー。元気があれば?でも出来る」
ジョン太郎「……優子さん、ちょっと聞きたいですが、施設長の口癖ナンですか?」
優子「あぁ、レスラー時代からの座右の銘なんだとさ」
ジョン太郎「……座右の銘デス?座右の銘に?が入ってるんですか?」
優子「あぁ、なんか尊敬する人のセリフだからそのままではいかんと考えたが思いつかなかったんだってよ」
ジョン太郎「それで?ですか?」
優子「それで?だ」
それもどうかとは思うのデスが、その日はそれよりも危ないことがこの老人ホームにはある事を知る事になりました。
優子「おい新人、今日は面接あるから同行しろ」
ジョン太郎「面接デス?増田施設長はいないです」
優子「ここでの面接は俺がいる日だけだ。増田1人に決めさせたらとっくに潰れてる」
ジョン太郎「……?」
優子「まぁ、てめぇもいらない事言わず黙って見てな」
ジョン太郎「はぁ……」
それはボクにとっては懐かしくも無い面談の光景でした。優子さんに介護を教えてもらう約束のボクはまだ1人では現場には立てません。そこで後輩が出来るかもしれないその面談の席に同席する事になったのですが……。
マッスル増田「初めまして、私がここの施設長の増田です。志望動機は?」
キ?コ「安楽死専門医だ。ここには俺の信念できた」
ジョン太郎「!?」(ちょ、ダイジョウブですか!?あの人ボクの祖国でも知ってる!アブナイ人!!)
安楽死専門医を名乗る彼はそう言うと血の通わない様な青白い顔でニィッと笑って見せました。
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