第2章

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帰って風呂に入ってとりあえず寝ようと思っていたのに、 車はいつのまにか通いなれた書店への道を辿っていた。 自動ドアを潜ってカウンターに視線を投げれば、 青羽の姿はない。 ローテーションなのか、 休みなのか……なんとなく気持ちが落ち込んだ自分に苦笑する。 とりあえず文庫の新刊と、 それからまた園芸関係の本を1冊買って店を出た。 鉢に蒔いた種は相変わらず育ちが悪い。 一度は枯らせてしまって、 また蒔きなおした。 やはり花屋とかに育て方を尋ねた方がいいのかとも思うが、 ああいった店にはなんとなく行きづらいのが本音だった。
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