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「あ……そうなんですか」
青羽が釈然としない表情で、
それでも頷いた。
じゃあと踵を返しかけたとき、
彼が口を開いた。
「えっと、
良かったら、
俺、
見てあげましょうか?」
鉢植え、
と青羽が続ける。
え?と彼の顔を見返した。
「あの、
俺、
そーゆーの、
結構得意なんですよ。
庭いじりとか。
ペットの世話とか大工仕事とか料理も得意です」
一気にまくし立ててから、
あ、
関係ないかと呟く彼に、
思わず笑みが零れる。
「……でも迷惑じゃ……せっかく早く上がったのに」
「全然っ!早く帰っても別にすることないですし!」
半ば強引に押し切られる形で、
俺は彼を官舎に連れて行くことになった。
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