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そんなオンラインゲームの中には、ガッツリ座りこんで取り組むものから、気軽にマウス操作だけで楽しむものまで様々なゲームが存在しました
そのうちの一つが、CGIプログラムとして作られた『CGIゲーム』です。
これらの大半は個人製作ながら、罪と罰++二律背反や箱庭諸島、SOLDOUTといった名作が生まれており、オンラインゲーム市場の大型化に伴うマス化が進むのに対して、いわば少数で楽しむコミュニティツールとしての側面を持ったものが多かったと記憶しています。
個人製作ということもあり、前述の代表作はどれも製作者の手によりコードが配布されています。
著しく不適切な使い方をしない限りコード改造も認められ、同じタイトルの親ゲームから無数の子ゲームが派生するという、オンラインゲームの新たな楽しみ方が20世紀末には広がっていたのです。
ところで、このCGIゲームの大半は、一定時間ごとに簡単なコマンド入力を行ったり、一定時間で回復するHPをやりくりしながらステータスを伸ばすものが主流でした。
後述する、携帯電話を介したソーシャルゲームの雛形は、この時すでに出来上がっていたのです。
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