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「そういえば、みゆちゃんは部活動何かやるん?気になってる部活とかあるんなら、見学行って見てもええと思うし…私は女子バレーボールがオススメやで!」 「それ、千奈津が一緒にやりたいだけでしょ」 「もちろん、そうやで!ちー先輩分かってるぅー!仲良くなりたい子と、一緒の部活やりたいやん?」 「でも好きな事やらしてあげなよ。」 「それもそやね。みゆちゃん何か好きな事あるん?」 君はしばらく考え込み、少し困ったように笑って言った。 「前の学校ではね、帰宅部だったの。私周りと上手く接する事ができなくて…でも、引っ越しするちょっと前に校庭で運動部の活動風景を絵にしてたら上手だねって声かけてくれた人が居て美術部に誘われたの。けど、引っ越ししたから入部できなかったの。だから、ちなっちゃんには申し訳ないけど美術部に入部してみたいな。」 「いいやん!美術部!私みゆちゃんの絵見てみたいし、むしろ私がバレーやってるとこ描いてよみゆちゃん!!」 君は驚いた顔した後、笑顔で頷いた。その笑顔はとても嬉しそうで、周りを更に笑顔にさせてくれた。僕は水泳部だから美術部に描かれる事はそうそうない。活動場所は基本的にプールだし見学場所はストレッチをしたりしているから居ると邪魔になってしまう。また学校の屋上という事もあり窓からは活動風景が見えないのだ。少し僕は残念に思った。
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