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帰り道はいつもとは違う光景だった。龍斗先輩がちはる先輩をいじりそれをツッコむちなっちゃん、クスクスと笑いながらその光景を眺めて僕の隣を歩く君。とっても楽しそうにしてる君を、まだ2回目なのに懐かしく感じてしまう。しばらくそのままが続き君はコンビニの前で立ち止まった。 「お兄ちゃん…!?」 その声は震えていて目線の先にはコンビニでお客さんを相手している、男の人が居た。ちなっちゃん達もその方向を見る。するとちはる先輩が声をあげた。 「龍斗ー、あれ柊くんじゃない?」 「んー、眼鏡かけてるし分からないな。」 君はコンビニに慌てて入る。僕らは止める暇もなかった。迷惑になっても困ると思ったのか龍斗先輩が、入っていく。3人でしばらく話すと、何かの紙を龍斗先輩が渡して君と龍斗先輩は戻ってきた。 龍斗先輩は何事もなかったかのように、僕らを見て 「さぁ、帰るぞー」 と声をあげた。龍斗先輩の一言で僕らは察して何も聞かずに、頷き先ほどの光景へと戻る。君は何か考え込んでいるのか歩きながら空を見ている。その表情は悲しそうで嬉しそうに見えた。僕は何も聞かずに君とちなっちゃん達を交互に見ていた、この状況に僕はまだ慣れずに居るのであった。
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