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「連絡先聞いておいで。ついでに私達とのグループに招待もしてあげてよ?」 僕は頷いて君のもとへ駆け寄る。連絡先を聞くのってこんなにも緊張する事だったかな、と思いながら僕は口を開く。 「あのさ、い、嫌なら良いけど連絡先交換できないかな?ほら、次の休みの時皆で会う約束したし連絡出来た方がいいしさ?」 言葉うまく出て来なくてテンパッている、僕に君は堪えてたのを吐き出すようにクスクスと笑う。 「ご、ごめんね。笑っちゃって、でも一生懸命というかなんかその気持ちが嬉しくて。ありがとう、ちょっと携帯取りに行ってくるから待っててね」 そう言うと、君は家まで走って行った。ちなっちゃんは僕の肩を叩き 「やるやん?」 っと太陽のような微笑みを僕に見せた。眩しい笑顔だけどその笑顔が好きだから、見れると僕も自然と笑顔になる。君が戻ってくるまで、僕らは公園の中で喋っていた。しばらくして君は携帯を持って走って戻って来て、呼吸をととのえながら僕に言った。 「ごめんね、待たせちゃって…携帯入ってた鞄どこにやったか分からなくなっちゃって…」 困ったように笑う君を、少し愛おしく感じた。遠い昔にも見た事あるようなそんな気がして。
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