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僕は君とチャットアプリと連絡先を交換した。しばらく、その場で5人で喋っていたが夕日が沈みきる頃に龍斗先輩が帰ろうかと提案をした。女の子が暗い中帰るのは確かに危ないし、今日はもう解散する事になった。
「じゃあ、気をつけてね。龍斗、きちんと家まで送ってあげてよー?」
「女の子を危険な目にあわせる訳無いから。ちはるの事お願いな?優喜。」
僕は頷き、ちはる先輩と歩き出す。僕は無意識に車道側を歩く、ちはる先輩はそれを見て声をあげた。
「その行動自然とできるとこ女の子に、モテるポイントやね。」
モテるポイントってフレーズに反応して、僕はちはる先輩を見る。ちはる先輩はそのまま話を続ける。
「優喜が気づいてないだけで、結構好きになってる子居るんだよー。優しいだけじゃなくて気もつかえるし、さりげない紳士さがあって…なのに引っ込み思案。」
「急に何ですか、ちはる先輩。」
「相談受けたんだよー恋愛相談。しかも好きな人が、優喜って聞いた時はびっくりしたけどさ…まぁその子の名前は出せないけど思わせぶりな態度はダメだよ?」
「してるつもりは無いけど、もししてたならごめんなさい。でも、誰かと歩く時車道側を歩くと落ち着くから癖なのかもしれない」
僕がそう言うと、ちはる先輩はため息を軽くついて天然と言ってきた。天然ってなんだろうか凄い考えてしまう。よく言われるけど、天然に当てはまる所は一切ないと思ってる。
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