第1章
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何度目だろうか。彼は男にひときわ乱暴に突き上げられていた。ようやく絶頂を許されたときには、意識も絶え絶えで何も考えられない状況に追い込まれていた。 息を整えるために大きく深呼吸をつく。ようやく終わった。これで終わったんだと安堵の息をつこうとしたとき、彼を散々弄んでいた男が何か言ってきた。俺には何を言っているのか聞き取れなかった。 ただその男の顔をジッと凝視した。何も考えられなかった。
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