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クリスマスイブ。
前まではクリスマスなんて嫌いだった。クリスマスに、アベルを失ったから。でも、今は嫌いじゃない。
真由は、クリスマスイブにベルモンド家に招待された。真由とデヴィッドは一緒にユーロスターに乗って、ベルモンド家に向かった。
ベルモンドと涼子、アベルの弟のスティングはふたりを歓迎してくれて、そこでもまたピアノとバイオリンの二重奏を披露した。
その夜。
真由は部屋のベランダで夜空を見上げていると、後ろからデヴィッドがやってきて、ガウンを真由の背中にかけてあげると、真由は振り向いてデヴィッドを見上げた。
「まだ寝てなかったの?明日、カフェ巡りするんでしょう?」
と真由が言うと、デヴィッドは微笑み真由の額にキスをして肩を抱き寄せた。
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