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デヴィッドが言うと、真由は頭を大きく横に振った。
「そんなことあるわけない。私は……!」
「じゃあ、いなくならないで。僕のそばにいてよ。もう、あの頃みたいに、守ってもらうだけの小さな子供じゃない。僕が君を守るから。二度と悲しい思いなんかさせない。誰よりも真由のことが、好きだから…」
優しいデヴィッドの言葉は、いつも真由を優しく包み込む。真由はドキドキして、そんな思いを悟られたくなくて、デヴィッドの胸に頬を埋めると、デヴィッドは真由をギュッと強く抱きしめた。
離れたくない。それは私も同じ。だけど、デヴィのまっすぐな気持ちが、怖い。
私は、デヴィに惹かれていくことが、怖いんだ…。
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