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そういうと長石さんはこう切り替えしてきた。
「そうよ。貴方に言っているの。貴方が仕切りをしなさい。拒否するのであれば私が全ての決定権を握ることになるわ」
唐突過ぎて何言ってんだこいつ状態だ。
一体、どこの独裁政治?
まあまともに返しても意味など無いのだろう。こう返答した。
「男子たちにだって権利は平等でしょ」
自分勝手にしないでほしい。その意を伝えたつもりだった。
「だって彼らはそれを私に譲渡したもの」
飛び起きるような感覚に襲われた、鳥肌がたった。
男性陣の方を見た。申し訳なさそうな顔でこっちを見ていた。
こいつら……明日朝、起きれなくしてやろうか。
「じゃあ、よろしくお願いね」
彼女は微笑んだ。悪女だこの人。
その後私がなんか頑張ってしゃべった。
結局何も決まらなかった。
発展の欠片もないような話し合いは50分という時間の制限により打ち切りになった。
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