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ま、待て待て待て待て。
今ここがどこかわかってるのかこの理事長!!
校庭だぞ!?
しかも朝で登校者が大量にいるなかでなに頭下げてんの!?
「え?あれって理事長先生じゃねぇ?」
「土下座してるよ… 」
「マジでっ?」
「きゃァァっイケメンがいるぅ!!」
おいおい、最後はよくわかんないけどめっちゃボソボソ言われてるし!!
やめろぉ、俺問題児みたいに見られるじゃんかァァ!!
「…わかったから、土下座だけはやめろよ…!
会長がいないなんてなんか事情があるんだろう?
事情を聞いて決める」
だからたって!
「本当に!?」
「話を聞くだけだ」
目を輝かせ、ホッと胸をなでおろす理事長に意図的に土下座したのか?…と疑問に思いながらここで話せないと言われ理事長室に連れていかれた。
「それで?なんでこの学園には会長がいないんだ」
おかしいだろ。
普通はいるはずなのに。
急かすように言うと理事長は頭を抱えてぽつぽつと話し出した。
生徒会長は時期生徒会長を決める決定権がこの学園にはあるそうだ。
ならばなぜ今の生徒会長の座は空席なのか。
それは元生徒会長が天真爛漫な自由人過ぎて決めるのが面倒くさいからと選挙をし始めたからである。
今まで元からいた生徒会役員から生徒会長を選ぼうと選挙したところ、それぞれのファンクラブの過激派が
自身が崇拝する役員が生徒会長でないとボイコットを起こし、学校に来ないという人騒がせな事件が勃発したらしい。
そのため、今の今まで生徒会長は空席のままでその場を収めたそうだがそれも長くは続かない。
だから、全員をまとめることができるカリスマ性溢れる人間を探していた…らしい。
……カリスマ性?
( 'ω')ファァァww
俺なの?
俺がカリスマ性?
(ヾノ´°ω°)ナイナイナイ
ありえない。
理事長…貴様の目は節穴か…!!((
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