24人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
はじまり
藤堂寺家とは。
世界をまたにかける様々な偉業を成し遂げている世界で数本の指に入るほどの名家である。
そんな藤堂寺家長男の俺、藤堂寺 柊哉は父の友人が理事長をしているという【御子柴学園】という全寮男子校へと転向することになった。
日本人のはずなのにうざっくるしいほど眩い金髪は日に当てられて余計にウザイ。
目だって青色で外国人のようだ。
俺はこの容姿が嫌いだ。
どうせなら日本人らしい黒髪黒目がよかった!
皆俺を珍しそうに見るし、こういうのでいじめとかあるんだからな!
いつでもどんな時でも監視されてるようで怖いんだ…!
「柊哉様、まもなく学園につきますのでご準備を」
『…あぁ、そうみたいだな』
運転手の声で窓から近づいていく建物を見る。
日本なのに。
ここは日本なのに何故か西洋風な建物に目を遠くする。
「浪費の無駄遣いだな」
あまりの無駄遣いにポツリと独り言が零れる。
くそっ、金持ちめ。(※世界をまたにかける名門家の時期当主有力候補のセリフです)
「…そうでしょうか?
柊哉様しかり世界各国の名門家が在籍しておりますのでこれくらいは当たり前かと…」
(っ'ヮ'c)ファァァァァァァァァァァwwwwww
ビックリしたぁぁぁ。
「金持ちだろうが庶民だろうが人間であることには変わりはないだろう」
はじめての運転手で口調がかたくなってしまう。
コミュ障なんだよコンチクショー。
「……素晴らしいお考えです、柊哉様」
どうせお坊ちゃんが何言ってんだとか思ってんだろ!?
嘲笑ってるんだろ!?
( ゚д゚)、ペッ
念の為にもう一回。
( ゚д゚) 、ペッ
車が止まり、扉が開けられる。
「お荷物の方は寮にお届けになられているとのことです…それでは柊哉様、ご武運を」
ご武運?
学校が変わるだけなのに何故?
「…あぁ」
え、ヤバイヤバイ超怖い。
あの運転手…!俺を焦らせて恥をかかせようって魂胆か…?
( -ω- `)フッ、残念だったな…俺はこのくらいじゃあ焦らないんだぜ。
「あ、君には生徒会会長をしてもらうことになったから」
( 'ω')ファッ!?
数分後、理事長から発せられた言葉に唖然となる俺を誰も慰めてくれはしなかった。
(´・Д・`;)タスケテ…
(´・д・`;)タス、ケテ…
最初のコメントを投稿しよう!