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学期末試験が行われ、無事に全員が通過しランキング戦へと気持ちが移っているころ
燈と猫々は あのディバイダーを組み上げていた。かれこれ4時間、授業免除と生徒会長権限で授業を堂々とサボりただひたすらに、ディバイダーに繋げているキーボードを叩く。
全体がブラックの暗い配色に、ライトグリーンのクリアパーツ、アームロックを備え付けている製作中のディバイダーにはソケットが2つ
「先輩こっちはいけますよ」
「アッキーこれもお願いにゃ」
「はい!………………ってこれは生徒会の仕事でしょ!」
「………………だめ?」
「ダメです!ほら、さっさと組み上げますよ。今日中に持ち込めばレギュレーションに間に合いますから」
「そうにゃ、これは実戦で試したいにゃ!」
レギュレーションっと言っているが、どうやらランキング戦の事前チェックに間に合わせたいようだ。ランキング戦には各自が使うための装備やメモリアルの数を事前に登録しておかなければならない。
メモリアル、ディバイダー、武器を含めて6つまで
ディバイダーと武器に至っては、事前に国が定めるレギュレーションをパスしなければならないのだ。
「ところでアッキーはどれを持っていくのにゃ?これはもちろんにゃけど?」
「それを聞いてどうするんです?ランキング戦では対戦相手ですよ?」
「ぅんにゃ、今回はにゃにかいやにゃ予感がするにょよ」
「………………そうですか。あぁー先輩が言うならそうなのか。
勘がよすぎですよ。どっから情報を?」
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