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「結構噂ににゃってるよ?風見先生と明日香ちゃんをかけて転校してきた・・・・・・そう、御曹子の小金井と戦うって」
・・・・・・
話は数週間前
俺と明日香、菜々美が教室に何となく残っていたときの話だった。たいした内容でもなく何時ものように帰るときだった。
「そう言えば燈くん。1組に転校生がきったって聞いてましたか?」
「え?なにそれ!私も知らない」
「んんや。今日は部室にいたから」
「ほんと、天才はいいわよね。勉強しなくてもわかるなんて。私なんてこの解放感が」
「あれ?菜々ちゃん知らないの。燈くん結構勉強してるよ」
「なに言ってるのよ明日香、今日なんて最後の風見先生の授業くらいしかいなかったじゃない」
そう、俺はランキング戦へ向けてのディバイダーの新造に没頭していたのだ。基本的に免除なんだが、教室の雰囲気で寝ているのが好きなんだ。
「でも、風見先生の授業はよくいますよね」
「いや、別にそんなつもりないんだけど。タイミングよく捕まるんだよ」
「捕まる?あっ教材を持って来ているのって」
「そう、風見先生に頼まれて教室に来たらそのままいるってわけ」
「なんだか呆気ないわね。先生に気があるなんて言ってくれれば面白かったのに」
「っそ、そんな!先生相手には勝てないよ………………」
「明日香?私、燈に言ったのよ?」
「っえ、そうだよね
はは、それよりも帰ろ」
「まあ、もういい時間だしな。この後買い物行かないといけないし」
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