さて、懲らしめましょう。

前世の記憶

え？どこが懲らしめたのかって？

おっと、そうでした。うっかり忘れるところでしたね。

私が髪を直してやった後の大和田は、何やらチラチラと、社員からの視線を受けております。

コソコソ耳打ちし合う社員、思わず吹き出す社員、顔面蒼白の社員、カワイイ！とキャーキャー騒ぎ出す社員……

と、様々ですが、どれも共通しているのは、“大和田の髪を見ている”という点。

それもそのはず。

大和田の髪には、『可愛らしいウサギさんのピン留め』が付いているのですから。