前世の記憶

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大和田は傍についた私の腕を掴むと、そのまま、しばし険しい顔で固まってしまったのです。 どうしたのかと問えば、返ってきた答えは、 『……腰が抜けた』 だったので、私は笑いを堪えるのに必死でした。 何があったのかって? ……あなたも見ますか?引き出しの中。 え、見なくていいんですか?そんなに怖がらなくてもいいのに。
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