前世の記憶

4/31
前へ
/46ページ
次へ
……ここで話を戻しましょう。 先ほど申し上げた、私の『前世の記憶』と、大和田に、何の関係があるというのか。 これは、私しか知らない真実でしょう。 「……申し訳ありません、大和田社長。スケジュールを組み直します」 「ああ、そうしろ。次もこの調子なら、お前を秘書から外すかもしれないぞ」 ーーープツンッ。 (何が秘書から外す、ですか。あんた、前世では『私の部下』で、『私の恋人』だったから文句の一つも言えなかったくせに!)
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加