前世の記憶

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*** ** * さて、そんなこんなで、私の『大和田をちょっぴり懲らしめてやろう大作戦』は始まりました。 社長である彼に、毎日引き摺り回される立場の私は、常に彼と行動を共にしているわけですから、何かしら仕掛けるなんて簡単です。 まずはお茶目なイタズラから。 社内の廊下を歩いている時のことです。 大和田に対して、何人もの社員達が挨拶をしていきます。 今こそ、ちょっぴり懲らしめるチャンス! 「あ、社長。髪がはねていますよ。直しますから、少し屈んでください」 「ん?あぁ」
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