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濡れて重みを増した下着を脱ぎ捨て、夏生の隣に寝転んだ。
「俺、お賽銭五百円でここまでお願いきいてもらえるとは思わなかった。」
夏生が俺の腰に腕を回して、そう言った。
ちなみに俺も五百円玉を投げ入れたんだけど、それ以上に、いっぱい夏生に好きをもらえた。
「もっと叶えてほしいプレイがあるから、来年は一万円、用意しとこ…」
夏生はそんなことを呟いている。
五百円で、俺的にはこんな激しい御利益だったのに…、一万円のプレイって何だ…。
「なっちゃん、神様にお願いしなくても、俺が叶えてあげるから…。」
そう言うと、夏生はキラキラの笑顔を俺に向けた。
「なあ、ちなみに一万円分の御利益でしたいプレイってどんな?」
夏生はこっそりと俺の耳元で、打ち明けてくれた。
うん…、俺は来年、二万円をお賽銭で用意しよう。
なっちゃんのヘンタイが少しは治りますように。
二万円では足りないかもしれないけど…。
☆おわり☆
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