28人が本棚に入れています
本棚に追加
パシャッ。
チャーコは可愛いさにも執着するが、ウケも気にするタイプだった。
「素敵ふわー。チャーコちゃん、ほらこの棒のトコにリボンつけたら可愛いふわ」
「ホントだー♪ アタチこれにする。わたあめ姫はどれにするプギ?」
パシャッ! パシャ。
「わたしはお友だちのありすんちゃんが、魔女の衣装を貸してくれるんですふわー」
「プギ? 魔女の衣装って、ありすんは魔女なんだから普段の服でそ?」
パシャ。
「その代わりに、わたしの精霊の衣装を貸してあげる約束ふわ。取り替えっこなのー。ヌコリンさまは?」
「オレは……。店長さん、白いボディペイントのマジックありますかニャ? この漆黒のボディに骨を描くんですニャ」
『はい、9180円です』
「店チョメさん。アルカポネのシカゴギャングルック一揃えあるチョメ? オイラの頭にピッタリサイズのハットも……」
『あります。24840円です』
「……なんでもあるプギね。このお店……」
パシャッ。
「ふむ。10月しか開いてない変な店ニャリが」
『ハロウィングッズ専門店ですから……』
「…………」
最初のコメントを投稿しよう!