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これまでさりげにスルーしてきた一同だが、ここでどうやら『そろそろツッコんでもいんじゃね？』的なキモチが一致したようだ。
「ところでチョメ……さっきからなんかパシャパシャ」
「シャッター音ですふわ。そのカウンター奥の暗がりから聞こえますふわ」
「しかりニャ。チャーコが話すとだいたい聞こえるニャリ」
「プギ？ アタチ？」
パシャッ。
『はっ!? し、しまった条件反射で！』
ヌコリンとチョメさんが目と目を見交わし肯き合う。
「とう！（盗）」
ヌコリンがカウンターに飛び乗り奥に侵入！
「さつ！（撮）」
チョメさんもカメジャンプで侵入＆ヌコリンに加勢！
「犯ですふわー」
はい、わたあめ姫が〆た。
『うわあああ！ やめてください、これだけはーー！』
「やかましいニャリ！ いま懐に隠したスマホを寄こすニャーー！」
「ヌコリン、逃がすなチョメ！ 証拠を押さえてさっきの代金を３０％引きにさせるチョメーー！」
ドスンバタンと、奥の暗闇の中で熾烈な攻防が繰り広げられている模様。
「…………プギ？」
わけがわからないチャーコが小首を傾げる。
『はうぅっ!? チャーコたんがハテナポーズしてる！』
……パシャ。
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