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荒れた大地にそれは現れた
巨大な樹の花
それはやがて【花樹】と呼ばれ出した。
【花樹】は地上に根や蔓を張り巡らせ
花粉や種を撒き散らし新たな生命を産み
出した。
その生命は動物にも植物にもとれる異形の姿から【植獣】と呼ばれ【花樹】に
近付く者を襲い始めた。
まるで守るように
人々は大地を捨て、
【花樹】の花粉が届かない
【植獣】の目にも触れない
地下へと身を隠した。
だが
ただ脅威から逃げた訳ではない
脅威に立ち向かうべくある組織が
つくられた。
花樹・植獣対策部隊
【ムラクモ】
それは
人々を守るための術だった。
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