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 熱いものにのどをふさがれて、やっとそれだけ答えることができた。 「本当に? 本当にそれでいいの?」 「え?」  意味をとりかねて首をかしげそうになった瞬間―― 「旭光に会いたいんでしょ?」  心臓がつかまれたのかと思った。 「旭光のところにつれてってあげる」  くるみはりんの手を優しくひっぱった。
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