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「近藤レイジ…か?『JINROH』の…」
私の性格をノンフィクションよりに
色濃く反映させた「近藤黎児」は
『人狼ゲーム』を主題に書いたレイジ
しか、思い当たる節は無きに等しい。
「はぁ~、やれやれだぜ」溜め息混じりだ。
某作品の名台詞を使うのも、それぐらい。
「…で、ここは何処だ?」と尋ねる。
目の前にいるキャラが誰かは分かった。
だが、何故私はこんな場所に居るのか?
そして、何故私は過去のキャラに呼び出しを
くらったのか?思い当たる節は、ない。
「…ちっ。話を戻しやがって。面倒だな…」
舌打ちされた。自分の分身に。腑に落ちない。
今一度、思う。夢であってくれ。帰りたい…
「物分かりの悪い、ライトノベルか漫画の
主人公のような人ですな。話を進めさせて」
自分の作品のキャラに言われる程
物分かりのいい、世界観にすぐ順応
してしまう都合のいい人ではない。
リアルにノンフィクションで書くなら
なんの疑問も思わずに「じゃあ仕方ない…」
と言える程、厨ニ病の頭をしてない。
「ここは、お前が創造して捨てた世界だ。
漫画無領域(マンガーベイジ)を覚えてるか?」
聞き慣れたような、そうでない言葉を口にする。
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