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「石ノ森章太郎。サイボーグ009の作者であり
仮面ライダーシリーズの生みの親である
漫画界を代表する漫画家の一人だな。
レヰヂ。あんたも好きだろ?」それは
レイジも好きなのだから分かるだろう。
「サイボーグ009は作者死亡による未完作品だ。
だがファンは時を超えて存在し、続きを待った。
要望に答えるように、作者の息子と
サイボーグ009番組制作スタッフが
生みの親無くして続編を創ろうとした…」
(2002年頃のアニメ化の時に、ありました)
「…どういう意味だか分かるか?レヰヂ」
「…死んでも完結させろ。そう言う事だろ…」
「レヰヂさん、ようやくモノ分かりが
よくなったようだね。僕たちはどうでもいい。
読者が大事に想うのなら、読者を満足させる。
それが、クリエイターの役割だと思わないか?」
ナルの言葉も解る。が、気力は無い。
とは言え、心魂尽き果てボロボロの
状態と言うにはほど遠い状態にある。
…だが、交換条件を出せば出来る。
私に残された手段はそれしかなかった。
「一つ、提案があるが、どうだろうか?」
キャラが満足するかどうかは甚(はなは)だ
疑問に感じるが、そう言う形なら出来るだろう
私が出来る、せめてもの罪滅ぼしだ。
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