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「レヰヂ、口を慎めっ!お前の頭の裏側に
存在する、レヰヂ程度の分際が気易く触れられる
ような、下卑たキャラクターではないぞっ!」
私は、私が造ったはずのキャラに叱られる。
そんな不条理な事があってたまるかっ!と
反論したくなる気持ちはあるが、所詮は私。
私が、いつか、どこかで、メモにも書かないで
忘れ去っているようなキャラなのかもしれない。
記憶の深層に眠っていたキャラクターを
覚えているほど記憶力はよくもないし、
これまで造り上げたキャラクターは千を超える。
例えるなら、夏目漱石は「ホラーの書き手」
であった事はあまり知られていないだろう。
「吾輩は猫である」等の作品に少しばかり
そうしたホラー要素を含んだ記述がある。
(「三四郎」の前に書いた「夢十夜」は
かなりホラーよりの作品だと聞いてます)
芥川龍之介の師匠(23歳に師事しております)
だから、夏目漱石が芥川龍之介に何かの影響を
与えた可能性を、私程度では否定出来ない。
憧れる人に影響を受けた作品になるのは
模倣や似せる事から始まる芸術の基本だ。
むしろ、そうした「心の支え」が無い人は、
作品を作る気力を失ってしまう事が多々ある。
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