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優しい言葉で慰めるくせに、腰は容赦なくズチュッズチュッと音を立てて動いている。
「あう! あっ、はあ、んんっ!」
額からぶわっと汗が吹き出す。窮屈でパンパンで苦しいのに、海の腰が引くと行かせまいと俺の肉は海に必死に絡みつこうとする。
「孝宏の中、熱くて狭くて、グチョグチョでめっちゃ気持ちいい」
「ん……なこと……言うなあっ!」
「くっ。可愛い過ぎんぞ。今日は寝かさないからな」
鬼のような言葉を吐いて、海の唇が俺の口を塞ぐ、熱い息と絡みつく舌で口の中が直ぐにいっぱいになる。上も下も俺の中はパンパンだ。小刻みに振動を与えてくる海に翻弄されしがみつくことしかできない。
「はぁ、はぁ、は、ああっ、んあっ」
この苦しいのを与えているのは海なのに、その海の体にぎゅっとしがみつく。すごく理不尽だと思う。でも目の前の海にしか俺を救えない。
「好きだよ。孝宏。好きだ……」
海の汗がポツと降ってくる。なぜかもっと身体が熱くなった。
「も、離さない。お前は俺のもんだ」
苦しそうに振り絞る声はいつもの自信満々な海の声じゃなかった。
俺の中に埋まる海がもっと大きく固く膨れ上がる。擦りつけながらもっと奥を突かれ、俺は悲鳴を上げた。
「ふ、わあ、……っすご、かい、あうっ! っは、あ、んっ、だっこっ!」
叫んだ途端、力強い腕に抱きしめられた。海の体を引き寄せ閉じ込める。お腹の間に挟まれた俺のはジンジンして更にプルプル震え、それが互いのお腹で揉まれてすごく気持ちいい。
「孝宏っ」
海が俺の名を呼びながら埋め込んだモノをガンガンと擦りつけた。
「んっあっ! っる、そんなしたらっ、はっ、はあ、はあ、あ、あううっっ!」
瞬間、頭が真っ白になった。初めての快感に体が大きく跳ねる。
俺の中でドクンドクンと大きく痙攣する海。重なる心音。硬直したままギュウウウッと俺を抱きしめる海。暑くてヘロヘロなのにちっとも離れたいとは思わなかった。
この心音をずっと感じていたい。
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