森の妖精を前に

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でもガサツだから、可愛く見えない。 だって目つきがいやらしいからな。 なんか人を馬鹿にする材料を常に探している感じ。 半分にやけているのがなんともねぇ。 「何その汚いものを見るような目は。和斗君って失礼だよね」 どうやら俺は思ったことがすぐに顔に出るみたいだ。 それにしても、お前が言うかというセリフだよな。 「薫子さぁ、何の用なの?」 もうすぐ1時間目の授業が始まるというのに、俺の席から遠いところからわざわざ来るんだから、何か用があると思うよね。
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