森の妖精を前に

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「用がないと来ちゃダメなの? 私と和斗君はそんな遠い関係だったの?」 こいつのこういう言葉、最初は真に受けてドキドキしていたんだけどね。 そもそもぶりっ子口調で言っているからな。 どう見ても茶化しているよな。 俺は薫子を一瞥すると、黙って1時間目の現国の準備を始めた。 「のーー!! 新城和斗! ボケ殺しは犯罪だぞ!」 「ね? ボケなんでしょ? この前、真に受けたらキレたじゃん」 俺はさすがにため息ついたよ
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