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「はぁ、はぁ、ま まさか来れるなんて お 思わなかったよ…」
兎の模様のついたファンシーなグラスに口をつけたセーラー服の美少女の視線の先で、くたびれたスーツの丸い肩が何故か息を切らして上下する。
「はふぅ、きれいだねコレ」
そのくたびれたスーツから伸びる太いては、肩で息をしながら美少女の髪にふれる!
「ちょっと~あんまり触らないでよ! 手入れ大変なんだからぁ~」
その子は、不機嫌そうに眉を寄せて「むぅ~」と睨んで見せる…どうしよう可愛い…まるで妻の学生時代を彷彿とさせるようなぷくっと膨れたもち肌の頬に俺は見とれてしまう。
「ごめん、ごめん ほっほら、今日はこの前に約束した通りお小遣いあげるから! それとバッグね!」
「ほんと!? うれしい!」
美少女に胸元に飛びつかれ興奮したのか、丸い肩は嬉しそうに揺すってハゲ散らかした寂しい頭をガリガリ掻きながらフケを飛ばす!
んん?
なんだ?
様子がおかしい!
さっきから気にはなっていたが、この二人の関係はなんだ??
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