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美少女は、いつの間にか運ばれていたパフェのその塔のようにそびえるソフトクリーム部分を少しだけスプーンの先ですくって、その桜色の唇に運んで目を細める。
「う~ん…おいひぃ…食べてみたかったんだぁ…」
そう呟くと、今度はスプーンいっぱいクリームをすくい鼻の下を伸ばしていたであろう口にずいっと突き出す。
「はい、あ~ん…」
背後からは表情が分からんがきっと恍惚としているであろう唇に、美少女の使用済みスプーンがぬちゃと収まっていく!
間接キス。
友人同士のふざけ合いとか、カップルにしては年齢差を考えても明らかにおかしい。
俺の脳裏に『児童買春』とか今風にいうなら『援助交際』などの文字が浮かぶ。
な…なんてことだ…俺が知らない間に…お前はそんなことをする子になっていたのか!!!
俺は、今すぐ飛び出してぶん殴りたい気持ちを寸前の所で抑え込む!
『会いたい人に必ず会う事が出来る』但しその条件は『決してその人に話しかけてはならない』。
その鉄の掟が俺をぎりぎりの所で思いとどまらせる…!
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