あえるカフェ

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 数分後。  「こっち! こっち!」    すっかり人混みが増えた通りを、腕をぐいぐい引っ張りながら勝手知ったる様子でセーラー服のスカートが揺れる。  恐らく、スマホかなんかで既に目的のショップの目星はついているんだろう。  きらびやかなブランドショップのショーウインドウが並ぶ中、美少女はその一つに中年オヤジを引きずり込む!    援交の金で高級バッグね…鉄板だけど直で買わせるのは少し珍しいな…。  俺は、店内には入らず外から中の様子を伺う。  ガラス越しに見える太ったやつれ顔が、どこか陰鬱にカードでバックの代金を払いその後ろで美少女がはしゃいでいる。    …うわぁ~一体幾らしたんだろうな…。  が、お買い物はそれだけでは終わらなかった。  その後、美少女はファッションショップ、アクセサリーショップを巡り次々買い物をさせていきそのたびくたびれた顔が曇っていく。  ったく!    この男は…そんな年端もいかない子供相手に一体いくら使ったのか…。
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