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間近でみると本当に綺麗な肌。
何もお手入れしていないのにこのキメの細かさ。
羨ましい…。
鼻筋のすっと通った鼻。
長い睫毛に切れ長の眼。
栗色のさらさらの髪。
端正な顔が太陽の光を浴びてさらにきらめく。
彼は以前住んでいたマンションの同居人。
そして以前勤めていた都市立循環器センターで働いていた医者。
それから…恋人でもある。
恋人よりも戦友的な意味が強いのかもしれないけど。
いつも意地悪ばかりで、私をからかってばかりの彼。
だけど時々優しかったり、迷った時に支えてくれたり…
なんだかんだで振り回されるのは私ばかり。
今回、留学でゆずもこっちに来るなんて一言も言ってくれなかったし。さらに1ヶ月以上全く連絡をくれないという完全放置プレイを受けるという酷い仕打ちを受けた。それなのに彼に会った瞬間、どうしようもなく好きだって再認識してしまうなんて…
「どんなMなんだ。私」
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