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     「うーん!!今日もいい天気」 緑がとても多いこの街。緩やかに頬をかすめる風が清々しい。 ビルも多いが街路樹や公園のおかげで圧迫感はあまり感じない。 しばらく歩くと一際目立つ近代的な建物が目に入る。 ミネソタ州にあるメーヤーメディカルホスピタル。世界最高峰と言われる病院の一つだ。そのため全世界の医師をはじめ、様々な職種の優秀な人材が集まる。 そんな有名な病院が今の私の勤め先。 『おはようございます』 『おはようございます。今日も早いね』 『ええ、まだ新人だからね』 『そうかい。頑張ってね』 いつもいる守衛さん。60代くらいだろうか? いつも通り軽快に会話を交わして、職員用の出入り口へと歩みを進めた。 まだ始業時間まで一時間近くあるせいか、まだ人は少ない。 ロッカーで着替えを済ませ、エコーセンターのあるフロアへ向かう。 『おはよう』 『おはようございます。キャシーさん。今日は早いんですね』 いつも私が一番乗りなのに… 『少し調べ物があってね』 赤みがかった短髪にキラリと耳元で光るピアス。 この世界最高峰と呼び声高いエコーセンターのトップに君臨するキャシー・モーガンさんだ。 50代とは思えないほどスタイリッシュでかっこいい女性。だけど、どこかチャーミングなところもあってみんなに愛されている。私の憧れの人でもある。
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