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「あっ……ン、大和の指っ」
貴方の中は熱くて、きつくて、今日は、硬い。
「ンっ、ああっ! 指、ぁ、増えてって」
硬いのに。
「あっ、ぁ、大和の指、ン……気持ちイイ、よ」
硬いのに、俺を拒んでない。吸い付かれて、しゃぶりつかれて、ゾクゾクした。喉が渇いて、何度も唾を飲み込むけれど、それでも誤魔化せないくらいにカラカラだから、ねぇ、歩からキスを――。
「ン、大和ぉ……ン、んんっ、んくっ……ぁ、はぁっ、もっと、キス、して」
ねだってないのに、歩がキスをくれた。俺が欲しかった、やらしく濡れてる卑猥なキスを。四つん這いで、身体の奥を柔らかくほぐされながら、背中を無理に捻ってする強引なキスにその細い首に巻きついた首輪の鈴がまた軽やかな音を立てた。
「ぁ……ン」
上品な鈴音と逆にやらしいキスの音。ふたつが合わさって、貴方の中にあるのは指、二本でまだまだなのに。
「歩っ」
「……ン」
ねぇ、貴方の中に入りたくて痛いくらいに張り詰める。俺の内側で暴れだした興奮に指先まで犯されて、ミシミシ音を立てて身体が軋んでる。発熱に悲鳴をあげてるみたい。身体が熱に狂いそう。
だから、ほら、貴方の唇に触れる俺の息も熱いでしょ? 内側で膨れて高ぶった熱が呼吸にも染み込んでるから、キス直後の唇ですら感じたでしょ?
貴方の中に入れさせてよって。このきつくて狭くて、いやらしい孔の中に俺を、入れさせてって、懇願してる。
「ン、ぁっ、大和」
黒猫の耳をつけた貴方の誘惑に、主人であるはずの俺が言いなりだ。
「ここ、早く、来て」
四つん這いの体勢を崩して、俺の指二本が突き入れられた孔を後ろ手に回した両手で開いて晒す。
「痛いくらいでいいから、もう、我慢できない」
「っ」
「大和の硬いので、早く、もっとちゃんと確かめてよ。早く大和の太さをちょうだ、ぁ、ン」
指を抜いて、痛いほど張り詰めた切っ先を押し付ける。貴方は待ち望んでいた質量欲しさに広げていた指先に力を込めて、尻の肉にその指先を食い込ませて、孔をヒクつかせた。
「あ、あっ、あああああああああ!」
一週間ぶりの貴方の体内。
「っ、歩っ」
「あ、ン……イっちゃっ」
「歩、今日、すごいね」
「だって、一週間ぶりだからっあぁぁっ」
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