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マキナ「へぇ~!それなら自己紹介だね。私はマキナ。マキナ・中島だよ♪」
一夏の説明でこれから一緒にいられると聞いたマキナは眩しい満面の笑みを浮かべて自己紹介をした。マキナは先程の戦いに一夏に助けられたのが原因なのか一夏に心を許しているみたいだった。美雲は興味が湧いている
マキナ「これからよろしくね?イッチー」
一夏「ん?イッチー?」
マキナの突然の意味不明の単語に一夏は呆然としたがマキナは続ける
「ん?嫌だった?ならオリオリの方が良かった?」
「なんだ!?その名前は!?」
マキナのボケ?に一夏は空かさずツッコミを入れるが美雲が説明する
美雲「マキナはあだ名を付ける癖があるのよ。特に悪気があっての事じゃないわ。私は美雲ギンヲメールよ」
一夏「な、なるほど。マキナ・中島にそんな癖が…」
ここで自己紹介も終えているのにフルネームで呼ぶ一夏にマキナが注意する。
「もう、イッチーって他人行儀過ぎ。もっと柔らかく行こうよ♪名前で呼んで!良い?」
「柔らかく?」
「そう!柔らかく♪」
一夏が『柔らかく』という言葉に一瞬だが反応したのは訳がある。マキナと美雲は先程のステージ衣装のままである。そしてマキナはグラマーな体格の持ち主で、彼女の衣装は胸部の露出が激しいのである…そんな中一夏とマキナの身長差で一夏を覗き込むような体制をマキナが取っているとどうなるか…。一夏はマキナとの視線を一旦目を閉じていると美雲が目を細めてこう言った
美雲「意外とムッツリなのかしら?」
一夏「・・・・・・」
美雲「あら?否定はしないのね」
一夏「なんでもない。マキナがそう言うならこれから普通に話す。後、あだ名だがオリオリよりイッチーの方が良い」
マキナ「あだ名で呼んで良いの?さっきは嫌そうだったのに」
一夏「あれはいきなり呼ばれたからだ。俺自身はそのあだ名で呼ばれるのは今は嫌じゃない。それにマキナもそっちの方が親しみやすいだろ?」
親しき仲にも礼儀有りとは言うが他人の癖や個性を即座に否定するのは間違いだと一夏は考えていた。ガンダムの中に登場する人物でも個性が強いキャラが大勢いたが必ずしもそれが悪いことではなかった。個々を尊重し、それに合わせる。それもまたガンダムで学んだことだった
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