第3話「模擬戦と存在意義、命の意味」

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マキナ「そう言ってくれると私も嬉しいな。よろしく!イッチー」 美雲「私も敬語はいらないわ」 一夏「分かった。これからよろしく頼む。マキナ、美雲」 場所は変わり、ウイングダブルゼロのコックピット内。ウイングダブルゼロのメインカメラに写っているのは、人型になっている一体の戦闘機ジークフリード。しかし目立っているのはマーカーだった。そのマーカーは描かれているのは死神だった メッサー「お前の力を見せてもらうぞ!織村一夏」 死神のジークフリードのコックピットにはパイロットスーツに身を包んだ青年メッサー・イーレフェルトがウイングダブルゼロを睨んでいた。 一夏「・・・」 惑星アル・シャハルの上空でジークフリードとウイングダブルゼロが睨み合っていた ~~閑話~~ アラド「という訳で今日からワルキューレとデルタ小隊に力を貸してくれることになった織村一夏だ。一夏、自己紹介を」 一夏「アラド隊長から紹介があった、織村一夏だ。普段は傭兵稼業をやっていたが本日よりこの団体の所属となった!これから宜しく頼む!!」 アラドは一夏をデルタ小隊や母艦のクルー達に紹介するために召集をかけて自己紹介を行った。クルー達は先程のウイングダブルゼロの活躍を見ていたのか、ほとんどが一夏を歓迎しているかのように見えたがその中で一人顔をしかめている青年がいた メッサー「本当にこいつを雇うんですか?隊長」 アラド「ああ。実力があれば声をかけるのは当然だろう?メッサー」 メッサー「しかしあんな機体は俺も見たことがありません!それに俺は…」 一夏「俺の事を信用できないのか?」 一夏はメッサーと面と向かって、尋ねた。一夏自身はこのメッサーという青年が自分に好印象を持ってくれないことは承知していた。対談の前にあれだけの態度を取っていたのだから メッサー「そうだな。俺は貴様を信用できない!」 一夏「なら…どうすれば俺の事を信用してくれる?先程の態度を謝罪すれば良いのか?」 191cmのメッサーを少し見上げながら、尋ねる。歳は一夏のほうが低いが仲間になろうとしていると言う事でメッサーに対して敬語ではないが仲間を思う気持ちで接している
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