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「処女なのに、本当にエッチな子だね。遥奈は」
処女という言葉に、貴之の頭が反応した。
(つまり……遥奈は立花のことを心の底から好きなわけじゃないのかも……)
遥奈は恋愛そのものに憧れている節がある。きっとイケメン家庭教師との、恋愛ごっこを楽しんでいるたけなんだ。心の防衛本能が、貴之にそう思わせた。
「……先生が、教えてくれたから……遥奈は、すっかりエッチになっちゃいましたぁ……」
「ふふっ、遥奈は覚えるのが早いからね。毎晩、復習もしてるんだろ?」
「は、はい……してます……毎晩、してます……」
「……復習って、何をしてるのかな? 毎晩、何をしてるのか、ちょっと言ってみてよ」
爽やかそうな顔をしているが、立花は白々しくてねちっこい。瞳の奥は、サディスティックに光っている。
「ほら、聞いててあげるから、言ってごらん?」
立花が耳元で囁くと、遥奈は操られるように淫らな言葉を口にした。
「はぁ、はぁ……は、遥奈は……毎晩……お、〇〇〇ー……してますぅ。はぁ、はぁ……。せんせいの、裕也さんのことを考えて……〇〇〇ー、してますぅ……」
「可愛いよ、遥奈。いやらしいこと言わされて、恥ずかしがってる遥奈、本当に可愛い」
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