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それでも、貴之は自分のモノを硬くしながら、その光景から目を離せないでいた。
しばらく手での奉仕が続いた。立花は遥奈の髪を撫でながら口を開く。
「それじゃ、遥奈。次のステップに進んでみようか」
「ぁ……次のステップ、ですか?」
「うん、〇〇〇〇〇って知っているかい?」
「あ……そ……それはその……」
問いかけた立花はのモノを握ったまま、遥奈は頬を真っ赤にして顔を逸らした。しかし、視線だけはそのままに。
「ふふ、そう……。これを口で咥えるんだよ。舐めたりしゃぶったり吸い付いたり。そんなに難しいことじゃないよ」
「で、でも、ここって、その……」
さすがに抵抗があるのだろう。貴之の知る限り、遥奈には少し潔癖症なところがあった。ここで遥奈が拒絶すれば、今まで順調だったふたりの関係にもヒビが入るかもしれない。
(……そうだ。遥奈が嫌がって──拒絶して、悲鳴を上げて、助けを求めてくれれば! そうすれば、俺は動ける。遥奈を助けるために飛び出せるんだ……!)
これなら、立花は家から追放されて元の生活に戻れる。起死回生のチャンスに、貴之はわずかに力を取り戻した。
「……まぁ、無理強いはしないよ。遥奈の嫌がることは、したくないからね……でも、やってくれたら、すごく嬉しいんだけどな……」
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