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「ちゅ、じゅりゅりゅっ、ちゅむ……ちゅうううう、じゅるるるる……ちゅぽんっ」
「おっ、ううッ!」
立花に命じられるがまま、力強い吸いつきを繰り返し搾り取る。
「あは……裕也さんの……まだこんなに……」
無邪気な声を上げる遥奈。その笑顔は、とてもみだらで綺麗だった。
身体から力が抜けていくような気分になりながら、貴之はふたりを見ていた。
しかし、こんなにも精神にダメージを負っているのに、貴之は虚しくパンツを濡らしていた。
その後、立花の提案でふたりはシャワールームに向かった。『授業』という名の悪夢は、まだ続くようだ。
しばらく呆然としていた貴之だったが、そこでようやくクローゼットから出た。ふらふらとした足取りで無事に階段を降りる。
シャワールームからは、遥奈の甘い嬌声が響いていた。
貴之は誰にも気付かれることなく、家から脱出した。
なんとか自分の部屋に戻った貴之だったが、生きた心地がしなかった。頭の中を衝撃的な台詞や光景が回って、意識が現実に戻ってこない。
貴之はベッドに頭を押し付けて涙を流し続けることしかできなかった。
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