処女・2

2/10
前へ
/82ページ
次へ
「……直接見たいな」 彼女が顔を向ける。恥ずかしそうに頷き、胸を覆う両腕を降ろす。 肯定と捉えて背中に手を伸ばす。 しかし中々外れない。 格好付けて片手でホックを外そうとするも、かえって格好悪いところを見せてしまった。 「大丈夫?自分で外そっか?」 「い、いや。俺が外したい……とれた」 ホックが外れる。 胸を覆うピンクの下着を支えるものは、端を摘む貴之の指のみとなった。 「……取るよ」 急かす気持ちを抑えてゆっくりと外す。 胸を覆うものは何も無くなり、本来の姿を露わにする。 一番に目を引いたのは先端の突起だった。 豊満な胸の先端に、小さなピンク色の突起が存在を主張していた。 そして男子の目を引く胸は、支えを失ってなお整った形で、その大きさを保っている。 「あの……あんまりじっと見ないでよぉ」 またも恥ずかしそうに両腕で隠す。
/82ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加