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「んもぅ…怒ったから!」
そう言って手を伸ばした先、貴之の股間に触れる。
「おぅくっ!」
変な声が出た。
興奮した貴之のそれは、制服越しに擦られるだけで過敏に反応する。
「……?」
手で擦りながら、遥奈が不思議そうな顔をした。
気になって訊ねてみる。
「どうしたの?」
「え?その……緊張してるのかなって」
「まぁ緊張はしてるけど、それ以上に興奮して……」
照れくさくなり苦笑する。
「……」
「なんか言った?」
「ううん。何でもない」
遥奈からキスされる。誤魔化されたような違和感。
「次は私がしてもいいかな?」
「な……何を?」
目を合わせ艶っぽく微笑む遥奈。
貴之は期待混じりに聞き返す。
「たかくんのこと、気持ちよくしてあげるね」
唾を飲む。貴之は無言で頷いた。
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