30人が本棚に入れています
本棚に追加
ベッドに仰向けになった遥奈は脚を開き、指で秘部を拡げる。
「……ここだよ?たかくんの、早く欲しいなぁ」
腰を浮かし、いじらしくおねだりする恋人に一瞬呆気に取られるも、貴之のモノはこれ以上なく昂っていた。
「あっ……そういえばゴムない……」
「私持ってるよ」
いつの間にか用意したのか、枕の下から取り出す。
慣れた手付きで封を開け、貴之のモノに嵌める。
「……あのさ、遥奈」
「なぁに?」
聞きたいことは山ほどあったが、今は堪える。
「……俺、その……初めてだけど、いい?」
「……ふふっ、じゃあ初めて同士だね」
「え?」
思いがけない台詞に驚く。
「遥奈……初めてなの?」
「当たり前だよ……こんなこと、たかくん以外にしないもん」
頬を赤らめる遥奈。
貴之の心は、その一言で救われた。
「(そうか……遥奈、あの家庭教師とやってなかったのか……!)」
今までの嫉妬が嘘のように、晴れやかな気持ちになる。
他の行為はともかく、純潔だけは貴之のために守ってくれていた。
遥奈の初めての男になれる。
貴之の心は安心感に満たされた。
「遥奈、入れるよ?遥奈の初めて、もらうよ?」
「うん……きて、たかくん」
最初のコメントを投稿しよう!