処女・2

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ベッドに仰向けになった遥奈は脚を開き、指で秘部を拡げる。 「……ここだよ?たかくんの、早く欲しいなぁ」 腰を浮かし、いじらしくおねだりする恋人に一瞬呆気に取られるも、貴之のモノはこれ以上なく昂っていた。 「あっ……そういえばゴムない……」 「私持ってるよ」 いつの間にか用意したのか、枕の下から取り出す。 慣れた手付きで封を開け、貴之のモノに嵌める。 「……あのさ、遥奈」 「なぁに?」 聞きたいことは山ほどあったが、今は堪える。 「……俺、その……初めてだけど、いい?」 「……ふふっ、じゃあ初めて同士だね」 「え?」 思いがけない台詞に驚く。 「遥奈……初めてなの?」 「当たり前だよ……こんなこと、たかくん以外にしないもん」 頬を赤らめる遥奈。 貴之の心は、その一言で救われた。 「(そうか……遥奈、あの家庭教師とやってなかったのか……!)」 今までの嫉妬が嘘のように、晴れやかな気持ちになる。 他の行為はともかく、純潔だけは貴之のために守ってくれていた。 遥奈の初めての男になれる。 貴之の心は安心感に満たされた。 「遥奈、入れるよ?遥奈の初めて、もらうよ?」 「うん……きて、たかくん」
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